当部署の仕事は、テレビ放送の進行と管理です。番組の内容に間違いがないかをチェックする、出版でいえば校正にあたる仕事から、番組やCMが依頼された時間帯に正しい順番で放送されるようにする放送進行まで、放送が間違いなく確実に行われるように管理しています。一般にはあまり知られていない業務ですが、信頼性がとても重要な仕事でもあります。

二重三重のチェックでミス=放送事故をゼロに

もしも当部署でミスが起こると、それはそのまま放送事故につながってしまうことも多いため、ミスは許されません。たとえばキー局が制作した番組でも、われわれが間違いを見つけたら、それを修正してもらうこともあります。再放送であれば、放送する時期や時間帯によっても修正しなければならない要素が出てきます。シンプルですが非常に重圧のかかる仕事なので、ミスをなくすために二重三重のチェックを行っています。

そのため放送部のスタッフには、緻密さや細かい配慮などが求められ、男性だけでなく女性も大いに活躍しています。番組によっても確認する内容は異なるため、さまざまな分野にわたる細かいチェックリストをすべて頭に入れ、安心できる正確な放送運行を保証するのが私たちの仕事です。

急な変更にもミスなく対処を

ローカルCMの内容チェックと確実な放送進行管理を行うのも当部署の仕事です。放送される時間帯の指定はもちろん、数分間のCM枠内での順番指定が入る場合もあります。また、その他にも業種に応じた細かい規定があるため、そのチェックも必要になります。

さらに、急な依頼や変更要請が入ることも多く、そんな場合でもさまざまな制約の中で間違いなく放送しなければなりません。ミスをなくすための緊張感や集中力を維持するためにも、定時勤務を極力守り、CM放送も確実に運行しています。

チームワークを生かしたイノベーションと人材育成

私たちの仕事でも信頼性向上のための業務改善はつねに行っていますが、他社の情報がなかなか入ってこないため、自分たちのアイデアでイノベーションを起こしていかなければなりません。

その意味で当社には、新人の育成に関して、1人前になるまで先輩たちがつきっきりで面倒をみるという伝統があり、新人の側にも、わからないことはあいまいにせず、わかるまで何度でも質問していくという教育を徹底しています。その効果もあって部内には活発にコミュニケーションをとりあう風土が生まれ、業務効率を上げるための社員同士の話し合いも日々行われています。

それが人材育成にもイノベーションにも高い成果を発揮しており、スタッフ全員が自立したスペシャリストとなって、チーム全体としてのクオリティを高めています。