編集部門は、映像作品の最後の仕上げを行う部署であり、テレビ番組はもちろん、CMや企業ビデオ、Web用動画など当社が納品するものの、ほぼ全てに関わっています。定められた時間枠の中で、観る人にとってどれだけわかりやすく、心に響く作品に仕上げるか。コンテンツのクオリティを大きく左右する重要な役割を担っています。

さまざまな映像作品を手がけ、素材を生かす伝わりやすい編集を

当社編集室の仕事内容は、静岡朝日テレビ等のテレビ番組を主体に、CM制作、Web用動画、企業のPRビデオ、リクルートビデオ、企業の歴史・資料映像、イベント映像、マナー研修用ビデオなど多岐にわたっています。ときには今話題の3Dマッピングの映像編集を手がけることもあり、どんな分野・内容にも柔軟に対応できるところが強みです。

また当社では、他部署との連携も活発に行われているため、編集スタッフが撮影現場やディレクターの状況・立場をよく理解しており、撮影に立ち会うこともあります。「ディレクターだけだと視野が狭くなりがちなので、第三者的な視点で、誰が見てもわかりやすい作品になるように、自分の意見を言わせてもらうことも多いです」と、あるスタッフが言うように、広い視野を持ちながら編集作業に取り組んでいます。

「素材を生かすも殺すも編集しだい」。そんな意識で伝わりやすさを重視している編集のクオリティそのものが、もっとも自信を持っているところです。

クライアントと共同作業できる編集室できめ細かく要望に対応

映像の発注者の方々にも立ち会っていただき、確認作業を進められる県内でも珍しい編集室を、社内に2室保有しています。お客様と編集スタッフが綿密に対話し、その場ですぐに要望を反映させながら共同作業で作品を仕上げていくことで、レスポンスの早さや柔軟できめ細かい対応を可能にしています。

4K HDR映像の編集にも対応

東京オリンピックが近づくにつれて目にする機会が多くなりそうな超高精細の4K映像。829万画素というハイビジョンの4倍の情報量を持つ映像を編集するには、最新の高性能機材が必要になります。当社ではそれらを一新して4K編集にも対応しています、これらは他社に先がけた取り組みです。

また、それに付随して「HDR (High Dynamic Range)」技術にも対応し、従来よりも明暗差の表現が豊かな、人間の目により近いリアルな映像作品を生み出すことが可能になります。そうした4K HDR映像は、まだ地上波放送では対応していませんが、ケーブルテレビやネット配信などでは徐々に導入され始めており、BS・CS放送でも準備が進んでいる技術です。

当社はパソコンを使ったノンリニア編集にも早くから切り替えた歴史があり、そのノウハウや技術力の面でも高い評価をいただいています。4K HDRの分野においても、先進性や技術力を生かして、静岡からクオリティの高い作品を発信していきたいと考えています。