撮影部門は、さまざまなカメラ・機材を駆使して映像を撮影し、音声を収録する技術職の集団です。作品性の高さを左右するクリエイティブな仕事であると同時に、やり直しの利かない、ミスが許されない責任の大きな仕事でもあります。つまり、スタッフ個々の能力が重要になる部署であり、そのための人材育成や業務管理にも強いこだわりを持っています。

4K撮影にも対応する高い技術力と人材育成

ハイビジョンの4倍という超高精細な4K映像。その撮影は、フォーカスのシビアさをはじめ、従来よりも難しい技術要素が数多くありますが、静岡県内ではまだ普及が進んでいない中、当社はいち早く対応しています。

また、キャノンEOS 5Dなどの大判センサーを備えたデジタル一眼レフカメラによる動画撮影も、CM等で数多く経験しています。これも、フォーカスや被写界深度のコントロールなど高い技術が求められますが、その分作画の自由度が高く、美しいボケ味を生かした作品性の高い映像に結びついています。

そうした最新機材による撮影は、カメラ操作の違いが大きく、記録フォーマットも異なるため、技術的なノウハウや絵作りの感性が問われるもの。その意味で当社がもっとも大事にしているのは、技術の継承=人材育成であり、職人的な高い技術や知識をすべてのカメラマン、スタッフに細かく伝承していくことに力を注いでいます。

外注の撮影も多く、さまざまな現場での経験と絵作りの責任感を

撮影部門の仕事は、静岡朝日テレビのロケーション番組やスポーツ番組、スタジオ撮影等が主体ですが、その他にCM撮影や他の制作会社からの依頼なども多く、あらゆる発注に対応しています。そうした豊富な現場経験により、撮影場所や状況を問わない撮影ができることや、現場でのイレギュラーな状況に強いことも当社の強みです。

また要望があれば、カメラマンならではの視点からディレクターに撮影手法の提案することもあり、各スタッフが絵作りに関して強い責任感を持っていることも当社のこだわりです。

撮影を円滑に進めるコミュニケーション能力と体力

撮影現場の環境や天候は、都会から大自然、海外もあり、晴天から荒天、極寒から猛暑まで本当にさまざまです。たとえば県内の仕事でいえば、富士山頂からの撮影などは本当にハードですが、当社スタッフの中には機材を背負いながら一夏で富士山に5、6回登ったという強者もいます。そのうえハードな現場になるほど、想定外のトラブルもよく起こるものです。

そんなときこそ大事になるのが、現場の空気を和やかにする人柄やコミュニケーション能力。当社の撮影スタッフたちは、「どんな仕事も笑顔でこなす」をモットーに、つねに明るくにこやかに現場に臨んでいます。

また、身体が資本の仕事でもあり、ミスが許されないという意味でも、体調管理も大事な仕事のひとつ。効率的なシフト管理により過重な残業を行うことなく、つねに万全の体調をキープすることを大切にしています。

それもあって、おかげさまで「この人で」とカメラマンを指名した発注も数多くいただいています。